目的?過程?手段?【HR/vol.18】

社会人も10年過ぎると大概の人が新しい出会いの機会は少なくなり、
多様な考えを受け止めづらい体質になります。
同時に身体中に不要な体脂肪がくっついてくるのもこのころです。

抵抗しようとしても、澱のように溜まった「心の足かせ」が新しい挑戦への第一歩を阻みます。
逆に常に、もしくは一定頻度で「新しい出会い」をしていると精神的な成長や挑戦する意欲を持つようになります。

そうは言ってもこれは難しいことです。「新しい出会い」=「他人からの助力や影響」を抜きにしてモチベーションをアップさせる方法としてある方からお話を伺ったので、そのことを今日は書こうと思います。

飲みの席でも言われたのですが、そのある方から翌日ありがたいメールを頂戴しました。

「目標に至る過程は、すべて手段である」
つまり目標を設定しないと、手段(何をやれば良いのか)が見えてこない。
小さい目標でも、短期間の目標でも、目標設定が大事。これだけは忘れないでね。

…すごく当たり前。でも皆さんできてますか?時には目標をたてるための目標みたいな変な感じになったりしませんか?
※私はそうです。心中見破られた感じがしました。


今、大学生の皆さんの就職活動を支援するお仕事を主にさせて頂いていますが、目的を「就職もしくは内定」にすると「手段は就活対策」になります。それでも通る人はいるみたいですが、長く働けますでしょうか?私は続かないと思います。もしくは続けていても心の中に何かつっかえたまま生活しなくてはならなくなると思います。

また、ある学生さんから就業と就活は違うのはわかってるんです。と言われたことがあります。その学生さんは就業のほうが本当は意味があるのはわかっている風でした。でも、就活するんだそうです。不思議な感覚でしたが…

大学の時代で適職なんて捜せないですよね。私だってさっきの目標さえわかってない状況です。アラフォーなのに。
でも未だ迷っている私の少ない過去の成功例から言わせていただくとやはり、強烈な「これになりたい!」「こうなりたい!」という想いが強いものほど実現してきた気がします。

大学3年、4年にこれ聞かせたら綺麗事かもしれません。でもこのことをせめて大学1年、できれば高校1年生あたりから伝えることができたらなぁと思います。

とにかく目標をひとつ作ること。成りたい自分の姿をイメージすること。それを為すべきには何をすればいいのか考えること。それを実行すること。駄目なら検証すること。あきらめず再挑戦すること。軌道修正することに臆病にならないこと。そして、目標自体を愛すること。モチベーションをあげるのはここなのかなぁと改めて感じました。

ひとつ目標達成すれば、それを実現させた手段が過程になります。達成したら次の目標を。駄目でも頑張った過程は人に語るに足りうるストーリーになるはず。

愛せる目標をまずは見つけましょう。