本を読みました「就活の神さま~自信のなかったボクを「納得内定」に導いた22の教え~: 常見 陽平」【HR/2012-01】

日ごろよりツイッターなどでコメントを拝読させていただいている常見 陽平さんの著書です。実は常見さんの著書を自費で購入するのは初めてでしたが、非常に満足できる内容です。
私も昨年8月から新卒向けの民間就職支援事業に携わっています。とはいえ、「新卒」時代からはかなり歳月を経てしまった私が、彼や彼女らに何をしてあげるべきか?何をアドバイスしてあげるべきかは本当に悩ましく、毎日が試行錯誤の連続でした。
しかしながら、この本を読んで「自分のやってきたことは間違っていなかったんだな」と確信することができました。
意表をついての小説タイプ。この本の中の主人公は等身大の「普通の学生」です(私が約4ヶ月間でお会いしてきた約200人の学生とかなり近い印象でした)。
自分に自信の無い主人公が「就活の神さま」の教えに助けられ(たまに反抗したりしながら)、躓き、悩みながらも就活を経て成長していくストーリーですが、文脈だけでなく就活のリアルな現状がしっかり埋め込まれていて、(学歴によってナビサイトから説明会予約が取れないなど、本当にリアルだと思う)今冬休み中の学生さんには、ぜひ読んでほしいなと思いました。

常見さんも触れていましたが、就活自体は賛否両論あるものの、絶対否定はできません。現実の厳しさを理解しながらも様々な企業を見ることができる良い機会だと思います。失敗は誰でもしますし、それによって成長すべき。社会人はその連続です。現3年生(4年生も)は悲観せずに楽しんで就活をしてほしいなと思います。
ただし、一人ではやらないこと。この本の中で登場する「就活の神さま」みたいな方は少ないと思うけど、普段の学生生活の中にもキャリアセンターや大学の教授、サークルや部活の先輩、アルバイト先の社員さん、両親、そして何よりも一緒に就活をする仲間…助言をもらえる機会は沢山あるはずです。誰かに依存しすぎるのは良くないですが、相談相手は確保すべきではないでしょうか?どうしても相談相手がいない場合はこの本は充分味方になってくれると思います。

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