女性の働くについて【HR/vol.09】

私の会社での働く女性の数的なものを感覚で見てみると、男性6割の女性4割くらいでしょうか? 部署によってはもっと女性が少ないけど、これって実は、日本の女性労働力人口と同じ位の比率みたいです。※国内は約42%(09年)
ただし、雇用形態で見てみると「正社員」として働く人数はドカンと下がります。働く女性の非正規社員比率は全体の53.2%。パートやアルバイト、派遣で働く方のほうがまだまだ多いということになります。年収の100万円以下の方が多数を占めているようです。

女性は生物学的に女性にしかできない要素を沢山抱えているわけですし、結婚や出産、育児を経験することでキャリアに溝ができたり、またそれを恐れてしまったり、中には正社員になることを望まずにいる方も多いかもしれません。

世界に目を向けてみると、世界経済フォーラムというダボス会議を主催している団体によると、昨年2010年の「世界男女格差指数(GGGI)」で日本は134カ国中、94位だったそうです。国連の「女性活躍度指数(GEM)」では109か国中、57位。「男女不平等指数(GII)」では138カ国中12位だそうです。簡単にまとめると日本ってまだ働くという点では、
まだ女性を登用する文化が出来上がってない
ということになります。

上記の指標はあくまで統計的なもの(国会議員に女性がいるか?女性管理職がどれだけいるか?とか)なので、当てになるかはわかりませんが、日本も男女雇用機会均等法や育児・出産休業法など法整備、セクハラ防止策やポジティブ・アクションなど推奨されて徐々に良くなってきてはいる。…と言われています。
でも、それっていうのは日本IBMとか資生堂とかメジャークラスな会社だけ。日本国内の景気指数と街角景気みたいな関係のように、中小零細企業には全く浸透していませんよね。

まずは、女性の部下を持つことに現状の役職者や経営者が抵抗感を持たないために学習することがとても大切な気がします。うちのようなサービスを提供をする会社は特に。