新傾聴ボランティアのすすめ【BOOK/vol.03】

新傾聴ボランティアのすすめ―聴くことでできる社会貢献

新傾聴ボランティアのすすめ―聴くことでできる社会貢献

今週はこんな本を読みました。

別にボランティアに目覚めたわけでなく、キャリアカウンセリングをする際に必要であろうと思っていた「傾聴」という言葉に引かれて図書館で見つけた本です。

今回の震災に際し「傾聴ボランティア」というキーワードはちらちらと見つけることができましたが、あのような状況下におかれた方は体の調子は戻ったとしても、心の調子は深く傷ついたままです。特にご高齢者。人間は年齢を重ねるほど経験や知識を高くしていきますが、同時にプライドも高くなります。だから辛くても自分のことを話したがらなくなる・装うようになる・でも本当は話したい。

この本はそんなご高齢者向けの「聴き手」としての心得や手法が書かれています。例えば、相手のペースで話す「ペーシング」や相手の話す内容をまとめて返してあげる「パラフレイズ」などなど。

ボランティア向けの本ですが、職業としての場でも使えそうな要素が多かったです。

ちなみに「聞く」は「hear」で聞こえてくるとか、とりあえず相手をするイメージ。
「聴く」は「listen」で耳と目と心を使って一生懸命受け入れる感じ。